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単なる持ち回りではなく、
「主体的にどまんなかで」 変革できるリーダーに!

〜自社を変え、地域を変える熱い志〜

大醤油(株) 代表取締役 大衛氏
・所在地:山武市富田540 ・創業:1804年/資本金:1000万円/事業内容:醤油・各種スープ・つゆ・たれの製造販売、味噌・ソースの販売、食物アレルギー疾患等対策食物除去療法用雑穀しょうゆ・雑穀みそ等の販売

 去る7月19日、千葉ブロック(千葉東・千葉中央・千葉西・四街道・美浜・つくも)の合同例会が東金商工会館で行われました。
 今回はつくも支部と千葉東支部が中心となり設営。山武市で文化元年(1804年)から醤油工場を営む、大高醤油(株)代表取締役・大衛氏に、「老舗企業の経営〜伝統と独自性、地域との共生」というテーマでご講演いただきました。


自社の活路は小ロット多品種、他企業との連携
 同社は創業213年になる老舗企業ですが、醤油の製造はさらに歴史の長い企業も少なくありません。かつては大口の受注を切られた苦い経験もあり、5代目社長となる大氏も、若い頃から経営の大変さを身にしみて感じていたといいます。1社への売上比率を分散させる「小ロット多品種」を強みにしようと考え、様々な製品を積極的に受注してきました。
 しかし東日本大震災の際に、伸びしろのあった輸出部門が打撃を受けます。「経営を長く続けていくことは危機管理をすること」と肝に銘じたという大氏。そこから挽回するべく、営業を強化していきました。とにかく取引先で依頼のあった仕事を「すべて引き受ける」という方針をたて、営業マンには仕事を持ち帰るように伝えました。それを社内でどうしたら実現できるか考え、自社でできない部分は他の企業と協力して製品を完成させることにしました。同社がこのように企業と企業をつなぎ、商社的な役割まで担うことで、「大高醤油さんに頼めば大丈夫」という取引先が増え、盤石な同社の強みにつながっていきました。

経営環境を変える運動のリーダーに
 大氏は知人に勧められて29歳の時に成東町商工会青年部に入ります。そこから同会の部長、千葉県商工会青年部連合会の会長と重責を負い、2012年には全国商工会青年部連合会の会長に抜擢されました。リーダーとして全国を渡り歩き、青年経営者と幅広く交流しました。本業と合わせて活動することは大変な負担ですが、「本気で、主体的に取り組むかどうか。自分が持つ目標に合わせて役割は回ってくる。主体的に取り組むと決めたのならリーダーには絶対になるべき」と自身の経験を語ります。
 2003年頃から商工会議所が国に求めてきた「小規模企業振興基本法」の制定運動にも尽力しました。「大手企業が経営不振に陥っても経営者は退任するだけで済むが、中小企業は夜逃げをしなければならないこともある。まっとうに努力をしていれば報われる、そういう法律つくりたい」。その想いが国に届き、2014年に同法が制定。小規模事業者経営改善資金融資制度(マル経融資)の融資枠拡大などにつながっています。

地域の課題も、変えていく!
また最近では「さんむエコノミックガーデニング推進協議会」を商工会とも連携して立ち上げて活動しており、同友会のメンバーも多くかかわっています(エコノミックガーデニングについては8月号の本誌で拓殖大学・山本尚史教授の講演録でも紹介)。
 「本来地域貢献は会社を経営していることそれ自体であるはずが、行政と話してみると多くの課題を抱えている。それらも含めて地域経済を地元企業で耕していこうという発想」というエコノミックガーデニング。
 具体的には、古くから建築用木材として生産されてきた「山武杉」を活用するプロジェクトや、地元で就職を目指すフェアの開催、地元飲食店で地元の食材を使う事業など、多くのアイデアが実際に稼働しており、数千万単位の取引になっているプロジェクトもあるといいます。 すべての活動の根底にある想いは、「何かを変えたいのなら主体的に、どまんなかでやること」。そう語る大氏の熱いエネルギーに、参加者が大いに刺激される講演会となりました。

(事務局 小山)


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